皆さま、お騒がせします、お騒がせします、
この放送は避難訓練、訓練、訓練放送です、
地震や火災など災害が起こったら、私共は直ちに、この放送をもって、
"当店からいちばん近い、行政が指定する緊急避難所までの道順を具体的にご案内します。"
ここは海抜約４メートル、海岸からは直線で約２００メートル、
行政が指定する当店からの緊急避難場所は、梅ヶ崎中学校、
当店からは南へ約１キロメートル、平常なら歩いて約１０分、
"クルマで約３分、当店を出て右、市民病院を通り過ぎデイリーを左折です。"
万一の時、お互いに九死に一生を得ましょう、この放送は、その時に備える訓練、
"訓練放送です。訓練放送にご協力頂き、有り難うございました。"
"このあとはラジオ放送、ラジオ放送に切り替わります。"

津波警報発令、津波警報発令、
気象庁よりここ大磯海岸に津波警報発令。
泳いでいる人、海岸にいる人、海の家にいる人、海岸で働いている人、
すべての人に告ぐ、
自分の命を守るのは、あくまでもご自身の判断、
"津波が来るか、来ないかを考えるのは自由、来なかったら幸い、"
しかし津波警報が出た以上、ここは一刻も早く高台に逃げるのが正道、
"今すぐ、可能な限り、高いところへ逃げろ、逃げろ、"
"決して引き返さないで、周囲にも避難を呼びかけて逃げろ、逃げろ、"
町長からライフセイバーに告ぐ、ライフセイバーに告ぐ、高台に避難せよ、
ライフセイバーも直ちに高台に避難せよ、
"このあとはラジオ放送、ラジオ放送に切り替えます。"

制作・テックス通信株式会社・著作